コンプレッサを修理する ~分解調査~

少し前から調子悪かったのですが、とうとうコンプレッサを回しても
ほとんど圧力が上がらなくなってしまいました。
30分,いや1時間以上も回してもゲージはほぼ0MPa。
これはもう完璧に故障です。
修理に出そうと、とりあえず取説に記載されているサービスステーション
に電話してみるも、呼び出しはするものの出てくれません。
10年以上前のものだから仕方がないよなぁとあきらめつつ、どうしようか
しばらく悩んだ結果、とりあえず原因究明のために分解して調べることに
しました。
外せるところを外しまくり、シリンダヘッドまで外しました。

コンプレッサ1

シリンダヘッドをよーく見てみましたが、特に異常はなさそうでした。
続いて右ピストン部分を見てみると....

右ピストン

なんということでしょう、こんなんなってました。
リップリングに亀裂が入りおもっきり裂けている状態です。
左はどうかなぁ...

左ピストン

右側ほどひどくはないようですが、やはり亀裂が入り裂けてます。

キレツ

上から見るとよく分かりますが、裂けていて向こう側が見えてしまって
います。
ということでめでたく原因が判明しました。
そう、リップリングの破損です。
リップリングというのは、ガソリンエンジンのピストンで言うところの
ピストンリングの役目をしているパーツです。
これが裂けていては圧力が上がるわきゃないのです。

さあ次は部品を手配しなければなりませんが、今日はここまでにいたし
ましょう。